

株式会社エーラボは、夏目漱石のアンドロイド「漱石アンドロイド」を制作し、そのお披露目が12月8日、二松学舎大学(東京都、千代田区)で開催されました。
「漱石アンドロイド」は、学校法人二松學舍が、大阪大学大学院基礎工学研究科・石黒研究室との共同研究で文豪・夏目漱石をアンドロイドとして復活させるプロジェクトを始動し、エーラボがアンドロイド制作を担当しました。
お披露目には、学校法人二松學舍・水戸英則理事長、大阪大学大学院・石黒浩先生、制作にご協力いただいた夏目漱石の御子孫の学習院大学・夏目房之介先生らが出席、国内外問わず多くのマスコミ関係者が取材にかけつけました。
日本人の多くがそれぞれの人物像を持っている夏目漱石をアンドロイドにすることには、多くの課題と問題点がありました。また実際に制作するにあたり、資料や情報が限られていたため、制作が非常に困難でした。「漱石アンドロイド」は今回が完成ではなく、夏目漱石という人物について、アンドロイドができたことにより今後、新たな研究が多分野でなされることで、徐々に完成に近づいていきます。その過程こそが文学研究の新しい研究方法であると、石黒浩先生は期待を寄せています。
アンドロイドが文学研究という新しい分野で使われるという意味で、今回の「漱石アンドロイド」は、アンドロイドの新しい可能性を、また一つ提示しました。
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https://www.nishogakusha-u.ac.jp/android/index.html